プランドハプンスタンスセオリー

【目次】

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あまり知られていませんが、わたくし、実はキャリアカウンセラーでして ... (汗

これまでキャリア理論について何も書いてこなかったので、たまには書きますね。テーマはプランドハプンスタンスセオリーです。

 

カタカナ多めっ! プランドハプンスタンスセオリーとは?

プランドハプンスタンスセオリーは、キャリアカウンセラーなら誰でも知っている超有名な理論です。これ知らないカウンセラーがいたらモグリです。それぐらいポピュラーな理論です。

 

プランドハプンスタンスセオリーって書くとカタカナばかりで読む気が失せますね。「どこで区切んねん!」とキレられそうです。区切りは、プランド (ウン) ハプンスタンス (ウン) セオリー です。

英語表記は『Planned Happenstance Theory』、日本語では『計画的偶発性』と訳されます。依然として、なんのこっちゃやら。

 

プランドハプンスタンスセオリーは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したもので、

端的に言うと、キャリアは偶然によって左右されることが多く、これらの偶然をポジティブな方向に考えることでキャリアアップにつなげることができる、という理論となります。

 

で、その骨子として、3点挙げられています。

  • 個人のキャリアの8割は「予期しない偶然の出来事」によって形成される
  • 偶然の出来事は、本人の主体性や努力によって最大限に活用することにより、キャリアを歩む力に発展させることができる
  • 偶然の出来事は、ただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう、積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる。
(引用:BIZ HINT)

簡単にいうと「自分の仕事や人生っていうのは、偶然が重なり合ってできているんだから、自分でコントロールしようと思うな。来た波にうまく乗れ。」デス。

しっかり波に乗れれば、自身のキャリアがより充実したものになるでしょう。日本的に言うと『ご縁を大事にする』といったイメージですかね。

 

 

”イイ波”に乗るための5つのポイント

さきほど波に乗ると書きましたが、ただ待っていてもイイ波はきません。仙台新港レベルの絶好サーフポイントを探さないと。

ということで、イイ波に乗るために必要な5つのポイント(というかスキルというか)を紹介します。たった5つなので覚えてください。テストに出るヤツです。

(以下、文章引用:BIZ HINT、画像引用:鳥山明DRAGON BALL』)

1.好奇心

自分の専門分野に閉じこもってはいけません。関心のあることや目標に関わることだけでなく、自分の知らない分野にも積極的に視野を広げて好奇心を持って臨むことが大切となります。新しい学習の機会を常に模索し続けましょう。

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2.持続性

うまくいかなかったり失敗したりしても簡単に投げ出すようなことはせずに、努力し続けましょう。自分の価値観や信念についてはこだわりを持ち、あきらめないことが重要です。足元を固めながら、粘り強く取り組みましょう。

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3.柔軟性

必要のないこだわりは捨てて、環境の変化にフレキシブルに対応できるように準備しておきましょう。理想や現状にとらわれすぎると、想定外のチャンスを逃してしまうことにもつながります。「なんでも来い」という気持ちを持ち続けましょう。

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4.楽観性

思い通りにいかないことでも悲観的に受け止めるのではなく、自分の知らない世界に飛び込むチャンスだととらえるようにしましょう。どのようなことでもポジティブに解釈することができれば、すべては自身のキャリアにプラスにすることができます。

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5.冒険心

結果がどうなるか見えない不確実な場合でも、リスクを恐れず冒険心を持って行動に起こしましょう。もちろん、最初から大きなリスクを取る必要はありません。手ごたえに応じて足場を固めた上で、大きく踏み出せば良いのです。

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(以上、文章引用:BIZ HINT、画像引用:鳥山明DRAGON BALL』)


画像のインパクトが強すぎて、内容が入ってこないですね。オラ、久々にDRAGONBALL 読みたくなってきたぞ。

やるかやらないかは自分次第。ぜひ5つのポイントを呪文のように唱えて、実践しみてください。

 

意識高いヨミモノ

booklog.jp

『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』

昔、『私の頭の中の消しゴム』っていう韓国映画がありましたなぁ。本のタイトルを見て、あの映画を思い出しました。見たことあります?

さて、本書にはすごく良いインサイトが詰まっています。内容をざっくりいうと 「他人からの評価は、所詮他人が作り上げた虚像。そんなことに囚われずにやりたいようにやれよ!」デス。

また、著者は「無意識に自分で自分の可能性を狭めている」とも言っていて、自己肯定感(セルフエスティーム)を高めるためにはどのように脳内を整理していくかが書かれています。

自分の脳って本能的に自分を守ろうとするので、無意識の中で勝手にしかも過剰に自己防御をしてしまうことがあるんですね。それが、自己肯定感を上げられない原因にもなっています。日本の教育・習慣による影響もあり、日本人の大半が今そんな状況です。

ホント終わってんな日本って感じですが、こんな時だからこそプランドハプンスタンスを貫けばきっと良いキャリアを歩めると感じています。

 

ご一読あれ。