トレーニング ~効果的に成長するために
【目次】
成長とは?
今日のテーマは成長。ここでいう成長の定義をまずお伝えします。
成長とは「わからないことがわかるようになる、できないことができるようになる」ことです。
非常にシンプルです。シンプルイズベスト。
成長を促す7つのステップ
成長を促すための手順です。
セルフマネジメントする際も、部下などをトレーニングする際も同様の流れで進めていきます。
- 現状把握
- 目標設定
- 計画立案
- 実施
- 評価・分析
- フィードバック
- 1.に戻る
PDCでいうと、1~3がPlan、4がDo、5・6がCheckにあたります。
このサイクルをグルグル回していきます。月に1回くらいが1サイクルの目安です。
トレーニング方法は4つ
成長のためのトレーニングは主に4つあります。OJT、Off-JT、自己啓発、そして越境学習です。
① OJT
実務をこなしながら能力向上を図るもの。
トレーナーと一緒に計画、実行、分析、改善を繰り返します。トレーナーなしの場合(見て盗むケース等)もあります。
② Off-JT
セミナーや研修など座学を通じて能力向上を図るもの。
OJTでカバーしきれない部分を座学で補います。研修などがこれにあたります。
また、座学ではないですが、すきま時間でネットをクローリングする習慣を身につけましょう。研修やセミナーで扱う情報はストック性が高いので、フローな情報を掴んで随時、知識をアップデートする必要があります。
担当事業や業務に関連するニュースの他、誰かのインタビュー記事を読んでも良いと思います。
③ 自己啓発
プライベートの時間を利用して能力向上を図るもの。
仕事のスキルは業務時間中に身につけるもの、といった考え方をする方がいます。否定しませんが、その時点で会社の枠に囚われているので可愛そうだなと思います(老害的なことを言いたくないですが)。自身のキャリアプラン(いわば自分の人生ですよね)を実現するのに公私は関係ないですし、エンプロイアビリティを高めようと思ったら8時間では足りません。
ワークライフバランスを誤って捉えないように注意しましょう
- 読書
最低でも年間50冊(1週間に1冊)は読んでほしいです。担当事業に関わることだけでなく、幅広く読むほうが良いと思います。事業団の図書や市立図書館、読み放題サービス(Kindle Unlimited等)を利用すれば、出費を抑えることができます。
- ネットの活用
場所・時間を問わず、知識を手に入れられるのがネットの強みなので、すき間時間をうまく活用しましょう。
おすすめアプリ:Voicy、Podcast、YouTube、Umedy、Smart News、Amazon Kindle 等
④ 越境学習
副業などを通じて学びを得るもの。
従来、トレーニングといえばOJT、Off-JT、自己啓発の3つでした。しかし、変化が激しい時代になり、それだけではイノベーションを生み出す能力開発に限界が出てきました。そこで注目されてきているのが越境学習です。
ビジネススクールなどの座学ではなく実践を通じて本業との相乗効果を狙います。
- 副業(複業)
本業における自身のスキルを活かして、社外や異業界で働きます (会社からの承認が必要です)。例えば、講演会や勉強会の講師をするなどです。
収入のために、夜間コンビニや工場で勤務する副業とは異なります。あくまで本業の延長線上と捉えて実施しましょう。
- コミュニティへの参加
普段関わらない方から新しい情報や刺激をもらえます。
事業団内部と外部のズレ(いわゆる「半径5mの思考」)を生じさせないためにも必要です。ぜひ参加しましょう。私の場合はCDAの勉強会やPTA活動などに参加しています。
- 趣味
間接的に仕事に良い影響を及ぼします。
仕事が生きがいの人間になってはいけません。
クリエイティビティを養う上でも重要です。
AI時代は趣味、クリエイティブの時代ですよ。
アウトプットが重要
知識をインプットしたら、必ずアウトプット(実践)しましょう。
インプットとアウトプットはセットです。どちらか1つでは効率的な成長は望めません。
成長スピードが上がる、忘れにくくなることがアウトプットの主なメリットですが、トレーナーとしてのスキルやライティングスキルの向上といった副次的な効果も期待できます。
ぜひトレーニーに教えたり、ブログやFYIメールで発信したりしてみてください。
意識高いヨミモノ
『やりたいことがある人は未来食堂に来てください 「始める」「続ける」「伝える」の最適解を導く方法』
未来食堂はご存知ですか?東京の神保町駅近くにあるとてもユニークな食堂です。
どこらへんがユニークなのかについてはぜひ読んで確かめてほしいのですが、ここで注目してほしいのは、筆者のトレーニング方法です。
まずインプットの量が圧倒的に多い!飲食店で修行しまくったり、本を読みまくったり、他店舗を研究しまくったりしています。
また、単に修行や読書をするのではなく、いかに効率よく運営して、いかに利益を残していくかということを常に考えています。
そしてアウトプットの量も圧倒的に多い!シミュレーションと実践を高速で繰り返します。理想の飲食店を追求する姿は極めてロジカルで、読んでいてとても気持ち良いです。
ご一読あれ。