デザイン ~よりわかりやすく表現するために

【目次】

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今回はデザインについて解説します。

 

デザインとアートの違いについて

人によって異なりますが、だいたいの定義はこのような感じです。

デザイン:人に伝えるための表現

アート:自分のための表現

身だしなみとおしゃれの違いに近いですね。

自分よりも相手(ターゲット)の視点に立ちましょう。相手の立場になって物事を考えると、失敗の可能性が低くなります。

 

 

誰でもプロのデザイナー

デザインというとイラレやフォトショで絵を書いたりするイメージを持つかもしれません。

たしかにそれもデザインですが、グラフィックデザインというデザインの1カテゴリーに過ぎません。実際はもっと汎用的なものです。

プロダクトデザイン、プロジェクトデザイン、アーバンデザイン、キャリアデザインなどなど、デザインはどのビジネス領域にも存在しています。

服部泰宏氏の書籍『採用力』の中でも「採用力=採用リソースの豊富さ×採用デザイン力」というフレーズが出てきます。企業の採用担当者もデザイナーなのです。

行政関係者は、経済デザイン、事業デザインといったデザイン作業を行っています。

つまり、我々はみなプロのデザイナーなのです。

 

デザイナーにセンスは必須?

デザインにはセンスが必要と思われるかもしれませんが、それは誤った認識です。

デザインはサイエンス(マーケティングの一部)です

センスがあることに越したことはありませんが、なくても問題ありません。
マーケティングフレームワークやデザインの原理原則に沿って、ロジカルに進めればいいのです。

デザインの原理原則

デザイン作業をする前に、原理原則を知っておきましょう。

サッカーのルールも知らずに、いきなり試合に出ても勝てるわけがありません。それと同じです。

主にグラフィックデザインに関した内容ですが、すごくわかりやすく解説されているサイトがあります。こちらを参照してください。

webnaut.jp

耳をかっぽじって100回読んでください。
 

デザインの方法

デザインは下記の手順で進めます。

グラフィックデザインに限らず、いろんなデザインに当てはまります。必ず順番通りにすすめてください。間違っても③から始めないように。

① 目的を考える

デザインによって誰に何を伝えたいのかをきちんと考えましょう。表現したい内容は一言で言えるとなお良いです。例えば、パワポでプレゼン資料を作るのであれば、プレゼン全体で最も伝えたいこと(大)を一言で考える。その後、各ページで言いたいこと(中)を一言で考えます。1プレゼン1テーマ、1ページ1テーマです。

② 情報を整理する(要件整理)

上記①の根拠になるデータを収集し、ロジカルに(ロジックツリー等を使って)整理作業、構成検討を実施します。例えば、セミナーチラシであれば、テーマ・キャッチコピー・開催概要・講師情報などを用意し、伝えたいものから順位付けをしていきます。その後、情報を補足するための講師画像等を用意します。

③ アウトプットする

デザインを起こしていきます。②で揃えたパーツを当てはめていく作業です。グラフィックであればイラレデータ、建築であればCADデータ、事業案であればWord・パワポといったように、デザインデータに変換します。その後、印刷やら建設やらの出力作業をしていきます。

 

 

以上です!

デザインの本質を捉えて、きちんと表現できるようになりましょう。

  

意識高いヨミモノ

booklog.jp

『ノンデザイナーズ・デザインブック』

グラフィックデザインに関する本です。この手の本はたくさん出ているので、手当たり次第読んでみることをオススメします。

グラフィックデザイナーでない限り、グラフィックデザインの作業をすることはめったにないかもしれませんが、デザインを評価する場面は多くあると思います(例えば外注したチラシの出来を評価する場合など)。

その時にきちんと基準をもって評価できるようにするためにもデザインの基礎はしっかり学んでおきましょう。

 

ご一読あれ。